茶源郷まつり ☓ 渋田 薫
オンライン展示
茶源郷まつりオンライン特設ページをご覧いただき誠にありがとうございます。
大京都2020 in 和束の展示に続き、取材、展示のためにご協力いただいた和束町の皆様へ厚く御礼申し上げます。
渋田 薫
渋田 薫 - Shibuta Kaoru
Kanebo Make-up Institute, Pan Make-up School 卒業。
クラシック曲をベースに、複数の音楽や自然音を表現するビジュアルアートに取り組んでいる。
バルセロナ芸術センター、サンタモニカ美術館、ロシア国立現代アートセンターNCCAなど世界各地のアーティストインレジデンスで制作発表、ライブパフォーマンスを行っている。
http://instagram.com/shibuta_arts
大京都 2020 in 和束(株)すぎもと倉庫
組曲第1番『Back to the Nature』
『1:1 VIRTUAL EXHIBITION』
WET DOVE TAIL(ロンドン)展示
『Far But Close』
FLORENCE CONTEMPORARY GALLERY(フィレンツェ)掲載 『Observica』 BIAFARIN (カナダ)掲載
小組曲 土のことば
本展では
音を絵画に翻訳するアーティスト、渋田薫の作品を発表します。
和束町の取材で聞いたことば、木村秋則氏のことば、明恵上人のことば、アーティスト・池上綾乃のパフォーマンス”wazuka”、緑茶とコロナウイルスの記事からインスピレーションを得ました。
湧き上がるイメージをスケッチしながら、5作品から成る組曲にまとめ、絵画で表現します。
リサーチメモ
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茶畑
和束での生活、風景を思い出して仕上げた作品
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カテキンパワー
お茶で新型コロナ無害化 1分で最大99%
[参考記事] お茶で新型コロナ無害化 1分で最大99% 奈良県立医大
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カテキンと薬害
ペットボトル茶にはカテキン、農薬が含まれる。
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何もない庭
栄西禅師が茶の種を日本へ持ち帰り、明恵上人が京都に広めた。作品は高山寺、石水院の眺め、自然音から感じとったもの。
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土の森
木村秋則氏のことば
『土の学校』より ひと握りの土には1000億ともいわれる微生物が棲み、肥料など使わずとも、畑を耕してく れる。農薬を使わなくても、虫の大量発生を防ぎ、植物の病気は自然に治る。命が生まれ、 育まれ、そして還っていく場所
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ochatsumi days
田舎のお茶摘みスローライフを取材
[参考動画] 【phantom4 】「OCHATSUMI DAYS」:町民だけでミュージックビデオを作ってみた! - YouTube
[協力] 静岡県浜松市引佐町
本展
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小組曲 土のことば 第1番
『茶はアート』〜fortissimo〜
2020年、製茶の取材で聞いた言葉。
育てて摘んて製茶の段階では約10の工程を経て茶が出来上がります。
ロシアやヨーロッパ、インドから帰国して茶を飲むと日本人はほんとに贅沢だと思ってしまいます。 -
小組曲 土のことば 第2番
『Tea Topia』〜Largo〜
"天空の言の葉"からの変奏曲茶源郷まつり2020はオンライン開催でした。
僕はリアル体験したことがありませんので、和束町イメージソングと和束滞在の記憶から制作しました。[使用曲]
天空の言の葉 石野ゆうこ
https://youtu.be/8kMUjiGUOT4[使用画材]
紙に水彩、インク、ガッシュ、茶葉、古代緑青、水晶
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小組曲 土のことば 第3番
『月のリズム』〜Grave〜
制作期間 2012 - 2021
月のリズムで農業をする人たちがいるのです。
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小組曲 土のことば 第4番
insects 〜Tempo di Valse〜
2018年レイクスタジオベルリンの滞在制作でコンテンポラリーダンサーの虫の演技をするという内容のワークショップを見学して描き始めました。
今回の展示のために少し和束のグリーンを加えて完成。
[使用画材]
水彩、インク、パステル、古代緑青
限定茶
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限定茶
今回描き下ろした作品のなかから、1点を選んでパッケージとし、茶源郷まつりと渋田薫のコラボした限定茶をつくりました。
中身は、「オンラインだよ茶源郷まつり」の中でつくられた手揉み煎茶。
和束の香り高い煎茶を楽しんでいただけます。
[参考動画] 【当日ライブ配信】オンラインだよ茶源郷まつり1日目・2日目 - YouTube
※限定茶をご希望の方は、Instagram @shibuta_artsまでメッセージをお願いします。
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小組曲 土のことば 第5番
カメリアシネンシス 〜Animato〜
茶の木の学名 は"Camellia sinensis"。椿に似た白い花を咲かせます。
滞在制作で悩まされた和束の朝晩の露、僕が生まれ育った北海道広尾町の露草、水芭蕉の記憶。
和菓子のあとの抹茶の感覚。
納豆ごはんのあとの煎茶の感覚。いろいろな水と茶の花のイメージが詰まっています。
[使用画材]
アクリル、インク、岩絵具[使用曲] 池上綾乃『wazuka』
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小組曲 土のことば 第6番
1000億の微生物 〜Tempo di marcia〜
私は自然の味、自然の力で育ったものが好きです。
- 創造工房自由庵 管理人 とみたちひろあるべきように
-明恵上人 そして僕が主に海外での活動に使用しているアーティストステイトメント。
クラシック音楽は私の聴覚と視覚を繋げて、さらに私の頭の中に豊かな色を塗ります。
私が見る空間の中にさえも、音楽は綺麗な色たちを跳ねさせ、踊らせ、湧きださせ、滲みださせます。
バッハの曲はクラシックの旧約聖書と言われています。旋律や構成の美しさは今も変わることなく讃えられています。
ベートーベンが哲学を越えるために音楽を作ったのであれば、私は私の絵を形に与えるという役割を担っています。
モーツァルトが地上界とと天上界を繋ぐために音楽を書いたのであれば、私は私の絵でそれらを広めるという役割を担っています。
今後、和束茶が世界へ広まっていくよう願います。